ふにゃふにゃハートの子守唄
人工物っていうのは硬いもの多いような気がする。
硬いほうがいろいろ都合いいのは確かだからなぁ。
人間は堅い甲羅も鋭い爪や牙も持ってはいない。
ゆえに硬い人工物を多数作ってきたわけなのだけれども。
でも硬いものってのは競争相手の生物だけでなく人間にも厳しい気もする。
硬い床で寝ると背中が痛いがな。
人にも厳しい硬い人工物が多いとやわらかいものもほしくなる。
クッションがないとうまくいかないものも多いような。
硬いの代名詞みたいな金属だけど、鉛とか柔らかいよな。
ある種の金属は靭性が高いがやわらかいといえる。
純鉄もやわらかい(炭素が加わると硬くなる)
通常やわらかな感覚を得るには水や空気を含むといいだろう。
特に空気がいいんじゃなかろうかね?
…金属の場合は空気含めても仕方ないのだけれども。
以前書いたネタですけどババロアとかプリンとかそういう食感人間は大好きだよな。
僕も好きです。僕も人間ですから(正しくない三段論法)
食品の場合軟らかくするには水分以外に脂肪分だよな。
食感の問題もあるからだけど。牛肉だって特に高級かつ柔らかいやつは脂肪分が…
やわらかで脂肪…おっ〇い?いやいや…でもそれも間違いじゃないな。
肉を軟らかくするにはマリネにするって手もあるか。
酸性化してプロテアーゼ活性高めるってことで。
酢豚にパイナップルもパイナップル中のブロメラインという酵素を用いて
(20071008:掲示板でのご指摘ありがとうございました)
肉を柔らかくするためなんだよな…パイナップルジュースでよくね?
酢豚にパイナップルを嫌がる人って結構多いような。
脂肪も肉もある意味脂質の膜から出発した生態高分子である。
膜の複雑な組み合わせが生物を産んだ?ともいえる。
細胞小器官は柔らか膜がおりたたまれてできている。
その膜がさまざまな機能、たとえば酸素呼吸であるとか光合成だとか、
タンパク質合成、とにかくいろいろな機能を形成するのに役立っている。
やわらかいってことが出発点なのだともいえる。
神経だって柔らかさが必要である。
神経シナプス結合の柔軟性を調節する分子「テレンセファリン」なんてのも
近年の研究で存在がわかったりしてきた。
ある意味やわらか頭分子です。
そんなわけで柔らか高分子ポリマーはいろいろ使えて便利ですよええ。
石油化学産業が発達したおかげで高分子化合物がいろいろ作れるようになり
やわらかな人工物も多数作れるようになった。
発泡ウレタンとかもそうだよな。プラスチックだって。
柔らか太陽電池に柔らか電池なんてのもでてきた。
柔らか太陽電池はフィルムで 柔らか電池はセルロース
…どっかのやわ〇か戦車ですか?
むしろや〇らか戦車(砲撃の爆発を吸収)…その昔マウスって柔重戦車が
ドイツにありましてね。砲撃食らっても装甲分厚すぎて装甲でエネルギー吸収。
これぞまさにやわら〇戦車(?)はじくんじゃなくて吸収。
ただマウス、重すぎてすごく遅いんです。退却すらできない(涙)
しかしまぁ自然界の物質に比べりゃね、人工物なんてまだまだ硬い硬い。
軽くやわらかく飛んでゆくー鳥のはねーとかさ。
タンポポの綿毛とか本当にふわふわじゃん。あんなの再現できねぇよ。
粘土のようなやわらかさ、ゴムのような柔らかさ、かるくてふわふわ…
いろいろ考えていくと得られた結論。やわらかいにもいろいろあるけど
人間は、もっとこうやわらかくなるべきだと思う。僕もやわらかいほうが好きです。
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